2016年5月24日

2016年5月24日 曇りのち晴れ

始5:10−終7:36


南の空に明るい満月が薄く光っています。今朝もまず椿の葉に
群がっている毛虫に殺虫剤を噴射してスタートです。雲がある
ので、暑くないのか助かります。服装も夏用に替えねば。

信号待ちのタクシーの中からやたら笑い声が響きます。車内で
よっぽど楽しかった夜の余韻を楽しんでいるのかと思えば、助
手席の茶髪の男性はずっと前を見たまま。その後ろの席から笑
い声は響いていました。飲み屋のお姉ちゃんが足を組み、タバ
コを吸いながらケータイで話していました。笑い声が聞こえて
きたのは窓を1/4ほど開けていたからでした。

新聞のバイク便の方とあいさつを交わします。歩道を掃こうと
して人の気配がしたのでほうきを止めると「すみません」と小
さな声がして、小走りに駆けて行かれました。青の半袖にグレ
ーの短パンの白人の男性でした。初めてお見かけしました。長
い横断歩道を渡った向こうで、スマホで写真を一枚撮って、ま
た小走りで行かれました。

お稲荷さんの駐車場で枯葉に混じってアリがいました。アリだ
けはほうきに逆らって反対側に逃げます。自宅前でお地蔵さん
によくお供えをされるおばあちゃんと久しぶりにあいさつを交
わしました。

生きてるミミズを無意識にゴミとして掃こうとして、ハッとし
ました。手を止め、土の方に掃き出します。潰れた空き缶を自
販機のゴミ箱に投入します。

アカガシの葉はきょうもたっぷりと散らばっています。原付で
出勤されてきた先生からあいさつをいただきます。そのあとで
中学の男の子とあいさつを交わします。今朝は赤の半袖のトレ
シャツ姿でした。背中にわが母校でもある中学の名前が見まし
た。

短髪の若い男性が近くに寄ってきました。今朝はマスクなし。
目が合って「おはようございます」とあいさつを交わし、彼は
チャリを止めてこちらに顔を向けました。左のハンドルには傘
が引っ掛けてありました。
「いつも掃除されてますけど、担当されているんですか?」
彼の口から自然な感じで問いがありました。
「いえ、勝手にやってます」
その答えに彼からもっと知りたいという思いが伝わってきまし
た。
「夏はここが落ち葉が多くて、秋はあっちが落ち葉が多いんで
す」とモミジバフウの方を指さしました。
「歩く人が少しでも気持ちよくなってもらえればの気持ちだけ
です」
彼は黙って真剣に聞いてくれています。
「それと心が汚いので、掃いています」
話しながら、この民家のサクラの木から花びらがびっしり落ち
た歩道を女の子とパパが手をつないで仲良く歩いていったシー
ンを思い出しました。花びらといっても雨に打たれて黒ずんで、
ピンクとは程遠い色合いで、しかもけっこうな量だったので、
せっかくのシーンや笑顔が台無しだなあと強く感じたのです。
そのことが掃き掃除を続ける理由の一つになっています。
「ありがとうございました」と彼はチャリで漕いで行きました。
思いがけないですね、掃除というのは。

県道の横断歩道を掃いていたら、30代っぽい現場服の男性か
らあいさつをいただきました。ホントに久しぶりにお見かけしま
した。残念ながら今朝も時短は達成できず終了です。