2013年1月17日

2013年1月17日 曇り

始5:17−終6:10

きょうは生暖かい。路面もうっすら濡れている。ホテルの新館は珍しく
4つも部屋の明かりが点いている。この時間だとたいていひとつかふ
たつ点いている程度。

きょうは風もなく、ゴミも少なく、空き缶や大きなゴミもなかった。お地
蔵さんに手を合わせていると、20mほど先にあるマンションの玄関前
でゴミ収集車から二人の方が何度も両手にゴミ袋を抱えては後ろのタ
ンク部に放り込んでいた。街のヒーローなんだよなあ。そう思う人は少
ないだろうけど。止まっていた電気やガスや水道が再開されたとき、ど
んな人もとびきりの素直な笑顔を見せる。ゴミ収集だって同じこと。ず
っとゴミを取ってもらえなかったら?溜まりに溜まっていたゴミを取って
もらえたとしたら?自分でも気づかないうちにすっかり王様気分になっ
て暮らしていることを常に言い聞かせておかねばならない。

医院の対面を掃いているとちょうど先生の車がやってきた。いつものよ
うに「おはようございます」のあいさつをかわす。タクシーがヘッドライ
トを点けたまま停車してくれているおかげで側溝をきちんと掃けた。

県道の四つ角を掃いて家に帰る道すがら、背後に強い光を感じて振り
返れば、さきほどのゴミ収集車だった。顔なじみである運転手さんとご
く自然にあいさつをかわす。いつもぼくがゴミを出している場所で、ゴミ
を取ったがまだ出てるだろうかと訊かれた(たぶんコースが遠回りにな
るからだろう)。さっき自分がゴミをひとつだしたことを伝えておいた。
「いつもすみませんねえ」と言われた。それはぼくが言うことなのに。
ありがとうございます。そしてぼくが家に入る前、ゴミ収集車がぼくの
そばを抜けて三叉路で一旦止まり、助手席の人が降りると車は右折し
た。ゴミは左側にあるので助手席の人が取りに行ったのだ。すると車は
バックしていった。連係プレーを見せてもらった。