2013年5月25日

2013年5月25日 晴れ

始5:00−終6:34

週末の夜明けは若もんをよく見かける。でもワシらの若い頃の
ように泥酔で吐きまくって、道端で酔い潰れるような愚か者は
おらん。それは進歩なのか、弱体なのか・・・。男2女1のグルー
プが向こうの歩道を賑やかに歩く。ワシのそばを爽やか系の男
カップルが通る。男の子は自転車を押していく。

ガードレールの下、タンポポの実がひとつ風を待っている。

散髪屋さんの店先のアジサイの花をまじまじと見る。花弁が4
枚でその内の1枚は小さい。この花が密集してお椀型の花をつ
くっている。何で今まで見ようとせんかったんじゃろ?初めて知
ることばかり。よう生かしてもらえたもんじゃ。元懐中電灯の男
性とあいさつをかわす。

公民館の脇で犬散歩のご主人にあいさつする。連れる柴犬は
一匹に戻っていた。もう一匹の柴犬はだいぶ年取っちょったか
らのう。医院の先生にあいさつするも遠くて届かず。

県道の四つ角で掃いていると男の子が信号を駆け足で渡って
来た。そしてワシの顔をのぞきこんで、元気のいい大きな声で
「おはようございます!!」とあいさつしてくれた。ワシは圧倒
されて「おはようございます」としょぼい声で返すのがやっと
じゃった。
「パンが食べたいなあ!」と男の子は誰にいうでもなく声を出
した。後ろから声がかかった。小柄でかわいい、この子のお母
さんだった。

お母さん「このあたりに開いているパン屋ありますか?」
ワシ「いやあ、コンビニしかないですねえ」
お母さん「ああ、そうですか」
男の子「コンビニはないよ」
お母さん「ほら、あすこにある」
なかなか観察力のあるお母さんだ。既にセブンイレブン
看板を見ていたんだ。若いお母さんだけど知的な雰囲気が
ある。ワシにお礼を言ってふたりはセブンイレブンに向かった。
男の子「ぼく、ミニストップがいいなあ」
男の子にバイバイと手を振るとバイバイと返してくれた。
どっから来た親子なんじゃろ?方言もなかったし、地元の人間
じゃない気がする。(後で調べたらミニストップはほとんど都市
部でこのへんの田舎にはなかった(笑))ちょっと不思議なひと
ときじゃった。

電話ボックスの杖はまだ残っちょる。そこで!
【勝手にイメージその8】
電話ボックス用の杖だった。