2013年7月25日

2013年7月25日 曇り

始5:00−終6:47

空には一面黒っぽい雲。ひと雨あってもおかしくない気配。
いつものように市道を掃き始めます。散髪屋さんの植込み
の名前が分らなかった王冠っぽい花。葉っぱは太く細長くて
80センチほどはありそうでした。もういちどネットの植物図
鑑を漁って、やっと名前がわかりました。「浜木綿」でした。
花の形も葉っぱの形も大きさも間違いありません。

きのうも浜木綿はチェックしましたが、気付きませんでした。
またも、ワシの固定観念が邪魔をして、海辺の近くに咲くと
あったので、これは違うとハネてしまったのです。怖いです、
思い込み。外したい外したい。

さてさて、旧国道沿いに出てみると、一台のタンクローリー
が右折車線でハザードランプを点滅させていました。そして
何度もエンジンをかける音をさせていました。ワシはその音
を聞きながら、心の中で「かかれ、かかれ」と応援してました。
何度かかかりそうな気配になるんですが、もう一息のところ
でかからない。かかったと思ったら、それは横や後ろに停ま
った他のトラックや大型車でした。

ワシはそのクルマを気にしながらもサクラ並木を掃いていま
した。途中、車道に人が出てきたので、運転者さんかと思っ
て運転席を見たら乗っていたので、2人いるようでした。まあ
それなら大丈夫だし、もちろん携帯も持ってるだろうし、何より
物流の○○通運の車両だから、本社にはとっくに連絡済みだ
ろうし…と思いました。

神社の駐車場に珍しくクルマが一台停めてあったので、そこ
をよけながら掃除して、榊立ての水も継ぎ足しました。

神社を出るとタンクローリーは相変わらず動いていません。
でも救援を待っているのではなく、少し間を空けてエンジン
をかけていました。さらに「バックします」の人工音声の後、
たぶんサイドブレーキを外して、その反動でエンジンをかけ
ようとしていました。が、それもダメでした。もう打つ手が
あまりなくなってきたとき、5〜6メートル後ろで待っていた
普通車がクラクションを鳴らして脇を追い抜いていきました。
ドライバーは女性でした。なんかその音がイヤだった。まあ
主観ですけど、安全を確認する音ではなくて、はよせえの音
に聞こえたんですねー。ちょっと長めのクラクションだった。

タンクローリーの真横を過ぎるときチラッと見たら運転席に
一人だけだった。もうかれこれ30分以上足止めになっていた。
ワシはね、大きなお世話かもと思ったんじゃが、ちょっとで
も気が楽になるかなと思ってホテルの駐車場に設置してある
自販機で缶コーヒーを買って、その人に渡したんじゃ。横断
歩道を渡ってドアに近づいた。運転手さんはなんか怪訝な顔
でドアを少し開けた。大丈夫ですか、警察とか連絡取りまし
ょうかとか、なんか上ずった声のワシに、運転者さんは肚の
据わった態度と声で、連絡は取ってあるんで大丈夫と返事し
た。ワシよりひとまわりは若そうに見えたが、貫録があった。
これきしのトラブルどうってことないって感じで、まったく関係
のないワシの方が慌てていた。それでも缶コーヒーは受け
取ってもらえた。落ち着いてもらうための缶コーヒーなら
ワシは自分の分も買わんといけんかったな(笑)。

さて、お地蔵さんのところに行くと、わー、四つ角に大きな
ウンコだわ。茶色のが真ん中に一本とまわりを子分みたいな
丸いのが3つ4つ囲んでいた。ひり出したばかりか、ハエが
たかっていた。犬じゃな。ええもん食うたな。今は生々しい
ので乾いてから掃き取ることにする。

公民館の四つ角で杖の老婦人からあいさつされる。保育園の
門が砂で汚れていたので、しっかり掃き取る。キジトラ白の
猫が車道の真ん中で悠然と毛づくろいをする。余裕あるなー。
掃除も肚を据えて、余裕を持って、でも楽しくスムーズにす
べし。

同じ場所でも毎日必ず違った風景を味わえる掃除は最高です。