2014年10月6日

2014年10月6日 晴れ

始4:56−終7:38

きょうは台風の影響で風があり、しかも向きが急変し、とうぜん
落ち葉やゴミも多く、しかも二日ぶりだったので時間はかかった。

自転車の女性と元気な声の主婦の方と保育園の若い先生とたぶん
クラブのオーナーさんとそれぞれあいさつを交わした。

朝掃除日記だから今朝のことを書くのが自然だけど、きのうのこ
とを書いてみよう。きのうのことだけと今朝の一部でもあるので。

きのうは降り出した雨の中、いつも掃除をするアカガシ通りを
歩いて家に戻っていた。土日で他県に行っていた帰りの道だった。

落ち葉の量を確かめながら明日の掃除をイメージするのが癖に
なっている。やっぱり多いな、散ってるなー。

その歩く先に、公民館の前、ちょうど歩道が切れるあたりに
何かが横たわっていた。無意識に足が早まった。仔猫だった。

「かわいそうに」

顔の右を路面につけ、左の顔は目をつむり、体はほぼまっすぐで、
右手は肘を上に左手は肘を下に投げ出していた。

肛門から赤い肉が露われ、針金のようなしっぽが右手近くまで
伸び、両足は薄ピンクの肉球とかかとを見せていた。

体全体は白で左の横腹には斜めに灰色の縞が一本走っていた。
耳先としっぽだけが同じ灰色だった。

どうしてここで死んでいたんだろう。クルマに轢かれたら車道
だし、だいいち仔猫の体なら轢き潰される。

事故による外傷はなかった。そして飢えてもいなかったろう。
仔猫らしい体格で痩せ細ってはいなかった。

もしかして誰かが置いたのか?考えるほど不自然だ。「卍」の
形を思わせる右手と左手の位置も気にかかる。血もなかった。

家に帰り、軍手をはめ、頭に汗取り帽をして、新聞紙とゴミ袋を
持って小雨の中、公民館へ向かう。

首と腹を抱える。ちゃんと重さがあった。手に伝わってきた。
新聞紙にくるみ、ゴミ袋に入れて、家に持って帰る。

家の庭先で新聞紙を開き、重曹を全身に振り掛けて臭いを
消す。ゴミに出すので野良犬対策だ。すぐ嗅ぎつけるから。

家の溜めていたゴミ袋とひとつにし、今朝ゴミとして出した。
目はちゃんと閉じていたことを思い出した。