2016年6月7日

2016年6月7日 曇り

始5:05−終7:05


夜半に雨があったようで路面が濡れています。今朝は後半部
から始めます。腰痛はひどくはならなかったものの、まあ現状
維持といったところ。

アカガシ通りは5センチほどの細長い白茶の花が散らばってい
ます。対面の歩道を自転車で走る女性からあいさつをいただき
ます。その後でミニバイクの女性から元気な声であいさつをい
ただきました。新聞のバイク便の方にあいさつをしました。

しかし中腰になるたびにポーズボタンがかかる感じで、掃除に
流れができません。チリトリやゴミ袋を置く、持ち上げる、路肩
に上がる、下りる、掃きにくいところに腕を伸ばしますが、腰
が伸びないのできちんと届きません。いかに無意識で中腰に
なっていたか鈍い痛みと共に思い知らされました。今、「掃除
とは?」と訊かれたら「中腰なり」と即答するでしょう。

アカガシの木はどれもたくさんの花を落としています。そして
民家のサクラの木。青葉が繁りすぎて、むさくるしい70年代
のロン毛のミュージシャンのようになっています。歩道の上
を覆いつくし、電話ボックスを呑み込み、車道の上にもどん
どん進出しています。歩道を歩くのは緑のトンネルにでも入
って行くような感覚です。緑のパイプラインです。そろそろ
バッサリしないとまずそうな髪型。

県道に出てモミジバフウの緑の実を掃いていたら、突然向こう
の歩道で南米のサルがわめくような異様な声が上がりました。
カラスが小鳥の一羽をくわえて建物の端に下りて食いちぎり
始めました。仲間の小鳥たちがカラスのまわりで鳴き叫びま
すが、10倍はありそうな体格差になす術もなく、カラスは小
鳥をくわえて悠々と車道とこちら側の歩道を越えて、北東方
向に飛び去りました。カラスが飛び去った方向に建つ、一階
に格安文具店の入った雑居ビルの角に小鳥の仲間が一羽止
まりました。枯れた短い声を出して何度も何度も何度も何度
も鳴き声を上げました。仲間ではない、肉親だったに違いあ
りません。見上げてずっと様子を見るのもどうしたものかと
思っていたら、短く鳴いて低く飛び立ちました。電線と建物
の角と白くくすんだ雲が目に残されました。