2016年10月26日

2016年10月26日 曇り

始5:05−終7:03


夜半の雨は上がっています。今朝はコースの後半部から。いきなり
金木犀の山吹色の小さな花が側溝一面に広がっていました。雨で
一気に落ちたようです。

お地蔵さんに手を合わせます。北の方を見れば旧国道の歩道を歩く
人が街路灯の光に浮かび上がっていました。妙にリアリティのない
絵でした。

カラオケ店の方から獣臭い声が響いてきました。人の声が犬の声か
はっきりしません。ブルーのゴミ収集車が見えました。いつもご苦
労さまです。ナイトクラブに情報紙を配りに来たおじいちゃんにあ
いさつをします。

アカガシ通りはスムーズでしたが県道に入るとモミジバフウの落ち
葉が広く散っていました。しかも雨によって石造りの路面にピタリ
張り付いているので、いちいち足で蹴って剥がさねばなりません。
早く済ませたい気持ちを抑えてひたすら掃いて行きます。

そんなとき一本の木にテント地の大きなゴミ箱がくくり付けられて
いるのを発見しました。有り難い。さっそくゴミ袋の中身を移しま
した。これでこれから助かります。

石製ベンチの花壇部分にドリンク剤が捨ててありました。自販機の
ゴミ箱まで運びます。そばに捨ててあったライターはポケットの中
に。これは処理困難物に仕分けします。歩道のそばにある大きな
野外駐車場で大きなくしゃみがありました。そのあともう一度くしゃ
みがあり、エンジンのかかる音が聞こえました。

わずかに細かい雨を感じます。側溝を掃いているときに通勤バスが
やって来ました。数人の顔が見えました。カラスが歩道を歩いてき
ます。静かに配電盤の上に移ります。こちらも緊張します。目を離
したとき背中の後ろを過ぎて、車道を低く飛んで街路灯に止まりま
した。自転車のおばあちゃんからあいさつをいただきました。

配電盤の上に置かれたビール缶の中身を排水溝に捨て、チリトリの
中に入れて本日はここまでとします。家に戻ると再び金木犀の花が
側溝を山吹色に染めていました。家の前のゴミと共に掃き取って終
了です。