2017年9月2日

2017年9月2日 晴れ

始5:05−終7:48


夜は急に涼しくなりました。長袖を着て寝て正解でした。
表に出ますと東の空が青みがかっていて、今朝も快晴の
模様。静かに掃き出します。白にブチの入った犬が一匹
ホテルの中庭に入っていきます。しっぽが斜めにねじれ
ていました。

きのうよりは落ち葉はだいぶ減っています。ガードレール
の下を掃いていたら、旧国道を右折してきたタンクローリ
ーの風圧で落ち葉が飛びました。

交差点の横断歩道のところでいつもの男性からあいさつを
いただきました。サクラ並木でも女性からあいさつをいた
だきました。掃き進めると、ふだんはガラ空きのお稲荷さ
んの駐車場にワゴン車が停まっていました。

ホテル関係のクルマでしょうか?掃きながらそれとなくク
ルマの中を覗くと運転席に40才くらいの男性がひとり、エ
ンジンをかけたままです。どうやら旧国道を挟んだ向こう
の建物を見ているようです。しかもカメラで動画を撮って
いました。なんだろう?不動産関係の人だろうか?よく見
れば助手席にもメガネの男性がいました。

サクラ並木を掃き終えて、お稲荷さんの駐車場に入ります。
ワゴンのまわりを掃いたあと、助手席の方に声をかけてみ
ました。すると運転席の男性があわてて外に出てきました。
「すいません、クルマの前を掃いてよろしいでしょうか?」
と尋ねたら、「はい、大丈夫です」と低姿勢のまま、すばや
く警察手帳を見せられました。「ホテルの方には許可をも
らっています」そういうことだったのか。張り込みの現場を
見たのは初めてでした。「クルマをホテルの方に移動させ
ましょうか?」と言われ、「いえ、大丈夫です。僕も勝手に
掃除してますので」

お稲荷さんの横の台には青いホースがきちんと巻いて置か
れていたのに、その真ん中の瓶子の破片は手つかず。ポケ
ットに入れておいたレジ袋に移して、口をくくります。

ワゴンの警察の方に頭を下げてUターン。道々のゴミを掃
き取りながら、お地蔵さん前の駐車場に入ります。入って
右手の方を見たらかなり大きな雑草が勢力を伸ばしてい
てびっくりしました。こんなに大きくなるまで見逃していた
のが、自分でもよくわかりません。

ひときわバカでかい、排気量4000ccはありそうな黒の
SUV車のそばの雑草をむしりながら、どんな人が運転す
るんだろうと何気に思いました。出入り口のフェンス沿い
にまたもや雑草がはびこっています。しゃがんで抜いて
いたら、道の方から「おはようございます」の声がして、あ
いさつを返すと20代半ばに見える男性でした。そして先
ほどのバカでかいSUV車で出かけて行きました。

アカガシ通りではひたすら一直線に進みます。公民館別
館の階段の隙間から雑草が一本伸びていて、抜き取る手
の下で赤っぽい小さな虫が過ぎりました。手を伸ばさなか
ったら、その虫なんてまったく知りもしないままだったわけ
で、世の中にはこんなことが山ほどあるに違いないと思い
ました。

久しぶりに電話ボックスの中を覗くとサクラの落ち葉が一
枚。掃き取ります。県道の方で鋭く笛が鳴り、マイク越しに
強い声が聞こえました。信号無視した自転車にパトカーが
警告したようです。

県道は女子高生がチャリを立ち漕ぎして学校に向かいま
す。北から南にやや下っているので、南から上がって行く
ときは少しきつくなるのですね。そうするうちに別の女子
高生が同じように立ち漕ぎしながら、学校に向かいました。

きょうもすっかり高くなった日を浴びて家に戻ります。