2018年7月27日

2018年7月27日 晴れ

始4:56−終6:55


まだ暗い中、玄関から出てチリトリの取っ手を手にした時です、
ジジジと鳴いてセミが飛び立ちました。この暑さです、セミも少
しでも涼しい場所を求めて鉄板の上で夜を過ごしたのでしょう。
そう思って表に出てチリトリをふと見たら、セミの抜け殻がひ
とつ。チリトリの中で羽化したのか。驚きました。そして塀の下
の方でしがみついていた幼虫は、背中が割れたところで死ん
でいました。

プラ容器のゴミ袋をまずゴミ置き場に出します。網だけが横た
わり、きのう出した燃えるゴミは見当たりません。素直に有り
難いと思えます。すばらしい一瞬。

久しぶりにコース後半を進みます。お地蔵さん前の駐車場はフ
ェンスの足元に雑草が勢力を伸ばしていました。痛い腰を屈め、
五十肩でずっと痛む右手を伸ばします。フェンスの隅にずっと
置き忘れてあるスコップの木の取っ手がほうきの先に触れただ
けでぼろぼろに砕けました。随分前に朽ちていた様子。お地蔵
さんに手を合わせて南に下ります。

アカガシ通りは順調に進んで県道との交差点近くの歩道を掃い
ていたとき、一羽の雀を見つけました。逃げないので人懐っこ
いタイプかなと思ったのですが、目の前に来てもまったく逃げ
ないので不思議に思ったら、小さな蟻にびっしり群がられてい
ました。明らかに死の前にいる状態でした。軍手でつかんで手
のひらに乗せます。頭や体に付いた蟻を払いながら観察すると
頭のてっぺんにハゲがあり、毛色も艶はなく、目もしょぼくれ
濁っていました。見るからに老いた雀でした。羽を確かめてみ
ましたが傷や穴はありません。片手に乗せて動かないので、仕
方ない、掃除はここまでにして家に持って帰ろうかと考えてい
たところ、雀は最後の力で中空へ飛び出しました。隣接の野外
駐車場の端に降りた雀は軽ワゴンの後ろに立ちつくしました。

最後の力を振り絞らせてしまったかもしれません。おかげで掃
除は最後まで済ませることが出来ました。広島ナンバーの大
型クレーン車(重量26.5トン)が県道に停まっていて、クレー
ンの先端に気をつけながら車道の側溝を掃き取りました。10
円玉を拾えたのはラッキーでした。スズメは軽ワゴンの真ん
中に移動して、もうそこから動きませんでした。モミジバフウ
実を掃き取っていたらスズメバチが一匹、においを嗅ぐように
路面に顔を近づけた後、こちらのすぐ横を掠めて行きました。

ゴミステーション前は引越しのためか、不要なありとあらゆる
ゴミを勝手に出した野郎がいて、生ゴミの入ったふた袋はカラ
スに突かれ中身が飛び出ていたので、処理できる範囲で掃き
取り、大型ゴミボックスに移させてもらいました。

家に戻り、自分の駐車場まわりで伸びていた雑草を片付けて
終了です。